Rule&Manner ルール・マナー
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「ゴルフってマナーがいろいろあるっていうけど、よくわからなくて不安…」
「ゴルフのコースを回ったときに恥をかかないようにしたい!」
この記事では、そんなお悩みを抱えた初心者ゴルファーの方に向けて、ゴルフをするときの服装・ドレスコードや、プレー中のルール・マナーなどについて徹底解説します!
ゴルフ歴13年の筆者自身が体験談をもとに解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ゴルフ場での服装・ドレスコードのマナーとは?
ゴルフコースを回るときに気をつけておきたい点が「服装・ドレスコード」です。
ゴルフ場には、各ゴルフ場が設けているドレスコードがあります。
例えば、日本ゴルフ協会がドレスコードの例として挙げている日本の名門コース「東京ゴルフ倶楽部」では、下記のような決まりがあります。
東京ゴルフ倶楽部でNGな服装を表にまとめると、以下のようになります。
シャツ(男性) |
・ハイネック ・スタンドカラー ・Tシャツ ・Vネックシャツ ・アンダーウェアー及びアームカバー |
---|---|
シャツ(女性) |
・ポートネック ・Tシャツ ・タンクトップ ・アンダーウェア ・立襟のゴルフウェア ・日焼け防止用アームカバー ・ズボン(アウトポケットでないもの) |
スラックス・スカート(男性) |
・半ズボンに短いソックス ・カーゴパンツ ・半ズボンにスパッツ ・レギンス類 ・丈の短い半ズボン |
スラックス・スカート(女性) |
・ホットパンツ ・スカートにスパッツ ・レギンス類 ・ミニスカート ・キュロット |
気をつけるポイントについて、以下でもう少し細かく解説します。
帽子で気をつけるポイント
ゴルフをする際にかぶる帽子について、特に決まりはありません。
キャップやサンバイザー、バケットハットなど、様々なデザインのゴルフ用の帽子があります。
また、ゴルフ用でない帽子をゴルフの際に利用することも可能です。
ただ、ゴルフは屋外のスポーツで強い日差しを受けることが多くあります。
特に夏場は熱中症の対策も必要です。
そのため、何かしらの帽子をかぶることをおすすめします。
ウェアで気をつけるポイント
ウェアで気をつけるポイントとして、UネックのTシャツなど、「襟」のないトップスでプレーをするのはマナー違反です。
襟付きのポロシャツや、襟が3cm以上あるモックネックのトップスを選びましょう。
また、ゴルフ場によっては、クラブハウスの入館時にジャケットの着用が必要なゴルフ場があります。
「ジャケットの着用が必要かどうか」
はゴルフ場のホームページに記載されていることが多いので事前に調べておくことをおすすめします。
ゴルフウェアとして販売されているものを着用すれば間違いありませんが、筆者の場合、冬場はユニクロのハイネックセーターを多く着用しています。
パンツで気をつけるポイント
パンツで気を付けるポイントとして、女性はスカートの丈、男性は短パンが着用可能かどうかなど、ゴルフ場ごとにドレスコードがあります。
ぜひプレー前に確認をすることをおすすめします。
例えば、「カーゴパンツ」(写真)というパンツのサイドにポケットがあるものは原則マナー違反です。
避けるようにしましょう。
靴・靴下で気をつけるポイント
靴はゴルフ用スパイクを着用するようにしましょう。
もし、ゴルフ用スパイクを持っていない場合、ゴルフ場によっては貸しスパイクを用意しているところがあるので、ラウンド前に問い合わせてみましょう。
購入に悩んでいる際は、下記の記事をご参考ください。
≫おしゃれなゴルフシューズおすすめ20選【レディース・メンズ王道】
靴下で気をつけるポイントは特にありませんが、名門ゴルフ場ではくるぶしが見える靴下が禁止されている場合もあります。
女性は特にハイソックスの着用をおすすめします。
筆者は一度、短い丈の靴下でプレーをした際、ふくらはぎが激しく日焼けした過去があります。
マナー的にも、見栄え的にも、ハイソックスの着用がおすすめです。
その他で気をつけるポイント
他に気を付ける点としては、キャディーバッグにネームプレートをつけ忘れない用にすることです。
通常、ゴルフ場ではお客様のキャディーバッグについているネームプレートの名前に沿って、ゴルフカートにバックを積んでいきます。
キャディーバッグに名前が書いていない場合、キャディーバッグがゴルフカートに積まれることがなく、ゴルフ場だけでなく同伴者にも迷惑がかかることになります。
もし、ネームプレートを持っていない場合は、キャディーバッグをゴルフ場に預ける際に申し出て手書きのネームプレートをつけてもらうようにしましょう。
女性が気をつけるポイント
女性が気をつけるポイントとして筆者から伝えたいことは、日焼け止めを忘れないことです。
例えば、ポロシャツを着用するとなると、胸元がVネック焼けをしてしまうことがあります。
また、左手だけにグローブを着用してゴルフをした場合は、左右の手の甲の焼け方に差がでてしまい、いわゆる「ゴルフ焼け」になるかもしれません。
首元がモックネック状になっているインナーを着たり、両手にグローブを着けたりすれば問題ないかもしれませんが、日焼け止めを持って行くことで損をすることはないと思います。
ゴルフは季節関係なく、晴れの日は一日中日光を浴びるスポーツです。
筆者は塗るタイプの日焼け止めだけでなく、髪の毛や頭皮にも使用可能なスプレータイプの日焼け止めを持ち歩いています。
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コンパクトなのに大容量で、ポケットも多く、肩からかけることもできる優れモノです。
ゴルフ場のマナーの基本!コース全般での注意点を解説
「ゴルフは紳士淑女のスポーツ」
という言葉があるように、ゴルフにはルールとマナーがあります。
審判がいないスポーツでもあるので、ゴルフのルールとマナーを自身で理解する必要があります。
ここからは、プレー中に最低限気をつけたいマナーについて解説します。
スロープレーを避ける
ゴルフでは、プレーに時間がかかり同伴者や後続組に迷惑がかかるようなプレーを「スロープレー」と言います。
初心者の方は、人よりも打数が多くなってしまう分、スロープレーになりやすいです。
「素振りをしすぎない」
「3分間以上ボールを探し続けないようにする」
など、進行の妨げにならないように気をつけましょう。
ほかの人の邪魔をしない
ゴルフは集中力を研ぎ澄ましてプレーをするスポーツです。
なので、目線に入るものや騒音など、ちょっとした邪魔がプレーに影響をもたらします。
「同伴者が打つときに大声を出す、話す、視界に入るところに立つ」
ことはマナー違反です。
同伴者の気持ちを考慮して、基本的には静かに、後方に立ちましょう。
また、自身の「影」にも注意が必要です。
自身の影が同伴者のボールや目線の範囲内に入ることがないように気をつけましょう。
また、前の組がプレーをしている際に打ち込むのもマナー違反です。
前方との距離が十分に空いていることを確かめてから打つようにしましょう。
ディポットやピッチマークを修復する
ゴルフは自然の中のスポーツです。
ダフってしまえば芝が削れてしまうし、グリーンにはピッチマーク(ボールがグリーンに着地した勢いでグリーンがへこむこと)がつきます。
後ろからプレーをされている方のためにも、ダフってしまった跡(ディポット)には目土(ディポットに入れる土のこと)を入れ、ピッチマークはグリーンフォーク(写真)を使って修復するようにしましょう。
グリーンフォークはゴルフ場にもおいてあるので、ポケットに入れておくようにしましょう。
グリーンで特に気をつけるべきマナーは?
グリーンはゴルフ場のなかでも最もデリケートで、神聖な場所です。
そんなグリーンだからこそ、知るべき、守るべきマナーがあります。
走らない
グリーンの上では走らないことが基本です。
走ってしまうと、グリーンにスパイクの傷跡がつき、芝が傷ついてしまいます。
グリーンではどれだけ嬉しいことがあっても、長いバーディーパットが入っても走らないようにしましょう。
走らない事と同様、ジャンプをして飛び跳ねることもマナー違反です。
パットラインを踏まない
パットラインとは「カップとボールを結ぶラインのこと」です(写真の赤線部分)。
同伴者が打つパットラインを踏むことは、ラインを傷つけてしまう原因となります。
同伴者のパットライン上は避けるようにして歩きましょう。
どうしても同伴者のパットラインを避けて歩くことで遠回りとなってしまう場合は、
「ラインまたぎます!」
と声をかけ、大股でラインを跨ぐこともあります。
ボールマークを直す
ボールマークとは別名「ピッチマーク」とも言い、ボールがグリーンに着地をした際にグリーンがへこんでしまった跡のことを指します。
ボールマークは「グリーンフォーク」を用いて直します。
ボールマークの修復はスピードが命です。
出来てしまったボールマークを15分以内に直すと、グリーンが1日で修復すると言われています。
逆に、ボールマークが出来てから1日経った後に修復をしても、きれいなグリーンに戻るまで1週間以上かかると言われています。
グリーンフォークは各ゴルフ場に置いてあります。
マナーとして、ポケットにグリーンフォークを入れておくようにしましょう。
クラブはグリーン外に置く
グリーンに行く際、アプローチをしたクラブや傘を持っていることがあると思います。
そんなクラブはグリーンの外に置くようにしましょう。
理由は2つあります。
1つ目は、グリーンを傷つけてしまう原因となること。
2つ目は、グリーン上でクラブを持って移動することで、スロープレーの原因となることです。
ただし、ラフにクラブをおいてしまうとクラブを見失い、忘れてしまう原因となります。
なのでグリーン横のカラー(写真の赤線部分)におくことをおすすめします。
打つ人の近くに立たない
ゴルフでは打つ人の近くに立つことは基本的にマナー違反です。
グリーンではパターを使ったショットになるため、アイアンなどのショットに比べ、大きなスイングをすることはほとんどありません。
ですが、カップにボールが近い分、かなりの集中力を使います。
大事なパッティングの際に近くに人がいたら気が散ってしまいます。
グリーンだからこそ、打つ人との距離感は保ちましょう。
カップのふちを踏まない
グリーンのカップ周りはコースの中で最も人が集まるところです。
なぜなら、カップがそのコースでラウンドをしている人たちの目的地だからです。
そんなカップ周りのふちを踏んでしまうと、後続組に迷惑がかかってしまいます。
カップに入ったボールを取る際は、カップに近づきすぎないようにしましょう。
バンカーで特に気をつけるべきマナーは?
初心者ゴルファーのほとんどが悩まされるバンカー。
バンカーショットは難しいだけではなく、きちんと守るべきマナーがあります。
傾斜の低いところから入る
バンカーには、傾斜の高いところ(写真の赤い部分)と低いところ(写真の青い部分)があります。
バンカーに入る際は傾斜の低いところから入るようにしましょう。
傾斜の高いところから入ってしまうと、砂が崩れてしまう原因となります。
また、バンカーから出るときも同様、傾斜の低いところから出るようにしましょう。
もし、バンカーの高いところから出た場合は、ラフの高いところに足を踏み入れることとなり、バンカー周りの芝も傷つけてしまうことになります。
少し遠回りになったとしても、傾斜の低いところから出入りをするようにしましょう。
砂をならして出る
バンカーに入り、打ち終わったあとは砂をならすようにしましょう。
バンカーの周りにはバンカーレーキといって、バンカーをならす為の道具が置かれています。
それを用いて、自身でつけた足跡・打った跡をならしてバンカーを出るようにしましょう。
コース外で気をつけるべきマナーは?
ゴルフで守るべきマナーは、服装やゴルフコース内だけではありません。
ゴルフコース以外で気をつけるべきマナーについて解説します。
時間に遅れない
ゴルフではスタート時間が決められていることが多いですが、スタート時間に到着すればいいというわけではありません。
スタート時間の30分前には到着し、準備をするようにしましょう。
スタート前に打球練習をしたい方は、スタートの1時間前に到着し、その日のゴルフを快調に始めるための準備をしてもいいかもしれません。
泥や芝を落としてクラブハウスに戻る
ゴルフでは、芝やバンカーの砂など自然に囲まれているため、ゴルフシューズが汚れてしまうことがあります。
汚れたままのシューズでクラブハウスに入るのではなく、シューズやパンツのすそ、靴下についた泥や芝を落として入るようにしましょう。
クラブハウスの入口付近にエアーコンプレッサーが置いてありますので、それを利用するようにしましょう。
帽子、サングラスでクラブハウスに入らない
帽子やサングラスを付けたままの状態でクラブハウスやレストランに入ることはマナー違反です。
また、ウインドブレーカーやカッパも脱いでから入るようにしましょう。
レストランの入口には、帽子をかけるためのハットラックが用意されていることが多いです。
筆者は学生時代にキャディーのアルバイトをしていたのですが、ハットラックに帽子をかけて、そのまま忘れてレストランから出てこられるお客様が多くいました。
スタートホールからレストランまで走った回数は数え切れません。
ハットラックに帽子をかけた場合は、帰りに忘れないようにしましょう。
まとめ
この記事ではゴルフのルールとマナーについて解説しました。
他にもゴルフのルールやマナーはたくさんあります。
ですが、気負う必要はありません。
実際にコースに出て、同伴者の方から学ぶことや自身で気づくこともあると思います。
ルールやマナーについてわからないことがあれば、ゴルフの先輩経験者やゴルフ場のスタッフに聞いてみてください。
優しく教えてくれると思います。
筆者は、この記事を最後まで読んでくれた、あなたのゴルフへ向き合う姿勢に感動しております。
ゴルフは楽しく、奥深いスポーツです。
いつか、一緒にラウンドができる日が訪れますように。
あなたのゴルフライフに幸あれ☆