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目次
「ゴルフ会員権の売却を業者に依頼する方法は?」
「ゴルフ会員権は個人に売却できるの?」
「ゴルフ会員権を相続したけど、ゴルフ場に行かないので売却したい」
と気になっているあなたに向けて、本記事ではゴルフ会員権の売却に関わる内容をご紹介します。
ゴルフ会員権を売却したい方は、組合加入で取引実績が豊富な業者に相談するのがおすすめです。
たとえば、創業60年以上の「日本ゴルフ同友会」は、独自のネットワークや実績が豊富で手厚いサポートを受けられます。
また、業者や個人に売却するメリットを知りたい方は、ゴルフ会員権の売却方法から確認してみてくださいね。
本記事を最後まで読んでいただければ、ゴルフ会員権を売却するまでの流れを掴めるはずです。
ゴルフ会員権の売却方法は「業者依頼」と「個人依頼」の2つがある
ゴルフ会員権の売却は、業者に依頼する方法が一般的です。
業者以外の場合、個人間で売却する方法もあります。
これから売却を検討されている方に向けて、「業者」と「個人」、それぞれに依頼するメリットとデメリットの詳細を見ていきましょう。
- 業者に売却を依頼する【手厚いサポートを受けられる点が魅力】
- 個人に売却を依頼する【仲介の手数料がかからない点が魅力】
業者に売却を依頼する【手厚いサポートを受けられる点が魅力】
業者はゴルフ会員権の売却者と購入者の仲介役として、売買に関わる手続きなどを代行してくれます。
特に長年の取引実績がある業者は実績や知見が豊富で、売却に関わるサポートを手厚く受けられるところが魅力です。
以下では、業者に売却を依頼するメリットをまとめています。
【業者に売却を依頼するメリット】 ・業者のネットワークがあり、売却先を見つけやすい ・書類手続きや価格交渉など、面倒な作業を代行してもらえる ・ゴルフ会員権市場の知見があり、最新の相場で売却してもらいやすい |
ただし、業者に依頼すると仲介の手数料がかかります。
ご自身で売却先を見つけて対応する場合に比べると、売却金をすべて受け取れないところがデメリットです。
一方で、業者に依頼すると書面関係の手続きがスムーズに運びやすく、個人間の取引で発生しやすいトラブルなどを避けられます。
リスクを避けたい方は、業者に売却を依頼するのがおすすめです。
現時点で業者へ売却を依頼すると決めている方は、ゴルフ会員権の売却における5つのステップから詳細をご確認いただけます。
個人に売却を依頼する【仲介の手数料がかからない点が魅力】
すでにゴルフ会員権の売却先が決まっている場合は、個人間で売却のやり取りを進める方法もあります。
たとえば、職場の上司やゴルフ仲間に、ゴルフ会員権を売却してほしいとお願いされたときなど、身近で買い取ってくれる方がいるときに当てはまる方法です。
以下では、個人に売却を依頼するメリットをまとめています。
【個人に売却を依頼するメリット】 ・個人間のやり取りで、仲介の手数料がかからない ・相場に縛られず価格交渉ができる ・直接会話できるので、お互いの要望を提示しやすい |
ただし、いちから売却先を探すときは、売却先が見つからない可能性もあります。
売却先が決まっている場合でも、そもそも売却できるゴルフ会員権なのか、ゴルフ場への問い合わせを始め、売却に関わる複雑な書類の手続きなどが必要です。
また、個人では最新の相場動向を把握できず、ゴルフ会員権を適正価格で売買できないケースもあります。
適正価格で売買できないと、買取側から相場と金額が違うといった意見が出てくるなど、金銭面のトラブルが発生しやすい面もあります。
個人に売却するときはリスクを回避するためにも、以下のポイントを押さえて事前調査を欠かさないようにしましょう。
- 業者のホームページで相場を確認する
- ゴルフ場へ売却に関する情報収集を行う
- 業者にゴルフ会員権の査定のみを依頼する
ただ、できる限り売却のトラブルを避けたい方は、売買の取引に慣れている業者へ依頼する方法をおすすめします。
ゴルフ会員権の売却を業者に任せる5つのステップ
まずは、ゴルフ会員権の売却における流れを把握しましょう。
計画を立ててスムーズに売却するためにも、ゴルフ会員権の売却を業者に任せる5つのステップを解説します。
- ゴルフ会員権の売却相場を知る
- 依頼業者を決める
- 売却の契約に進む
- 売却の取引を行う
- 利益が出たときは確定申告を行う
ステップ①ゴルフ会員権の売却相場を知る
まずはお手持ちのゴルフ会員権について、相場を知るところから始めましょう。
どのくらいの価格で売れる可能性があるのかを知れると、ゴルフ会員権を売却すべきか、手元に残しておくべきかを判断できます。
また、業者にゴルフ会員権の相場を調べてもらう前に、ご自身でインターネットから「ゴルフ会員権 相場」と検索するのもおすすめです。
売却相場を調査できるサイトでは、売却相場やコース名、種別などの情報を閲覧できます。
売却相場が把握できると業者に
「相場が〇〇円なので、〇〇円で売却は可能でしょうか?」
など、売却の希望価格を伝えるときの会話をスムーズに進められるはずです。
ステップ②依頼業者を決める
売却相場を確認したあとは、実際にゴルフ会員権の売却を依頼する業者を決めましょう。
まずは業者に売却の注文を行う必要があるので、電話もしくは業者ホームページの問い合わせフォームから依頼します。
なお、ゴルフ会員権の売却でおすすめの業者は「日本ゴルフ同友会」です。
日本発のゴルフ会員権売買会社として創業60年以上の実績があり、関東ゴルフ会員権取引業協同組合にも加入しています。
全国のゴルフ場を取り扱っており、無料の見積りができるので、まずは気軽にお問い合わせフォームから相談してみてはいかがでしょうか。
ステップ③売却の契約に進む
業者が条件に合うゴルフ会員権の売却先候補者を見つけたら、売却価格などを確認して、双方が合意のうえで契約を進めます。
業者が相場の適正価格や適正時期などを考慮しながら、買取側と売却側の仲介に入り、価格交渉を行う流れです。
ゴルフのシーズンやゴルフ場の経営状況などによっては、ゴルフ会員権の需要が変わるため、業者と相談しながら時期を見極めて売却します。
また、業者は事前にゴルフ場へ売却できるゴルフ会員権なのかを確認して、必要書類の準備を行ってくれるので、手続きなどに戸惑う心配も少ないのでご安心ください。
売却先が決まったあとはトラブルを避けるためにも、契約締結前に必ず書面の詳細まで内容を確認して、疑問点があれば業者に必ず質問しましょう。
ステップ④売却の取引を行う
契約書を締結したら、ゴルフ会員権の売却取引を実施します。
取引の当日までに必要な書類などを準備しましょう。
何が必要になるのか詳細を知りたい方は、ゴルフ会員権の売却に必要なもの一覧で解説しています。
また、業者によって変わりますが、ゴルフ会員権の売却時にかかる手数料の目安は以下のとおりです。
- 取引会員権価格の2%(会員権の金額が税込275万円以上の場合)
- 最低手数料は税込55,000円(会員権の金額が税込275万円以下の場合)
上記以外には、ゴルフ会員権の年会費が未払いの場合、売却側が年会費を支払う必要があります。
ステップ⑤利益が出たときは確定申告を行う
ゴルフ会員権を売却して利益が出たときは、譲渡所得(資産の譲渡によって生じる所得)に当てはまるため、確定申告が必要です。
5年以上所有している場合は「長期譲渡所得」、5年以内所有の場合は「短期譲渡所得」になり、ゴルフ会員権の所有期間によって課税の計算方法が変わります。
●短期譲渡所得の計算式:5年以内所有の場合 ・譲渡価額- ( 取得費 + 譲渡費用 )= ゴルフ会員権の譲渡益 ・{[ゴルフ会員権の譲渡益]+[その年のゴルフ会員権以外の総合課税の譲渡益]}-譲渡所得の特別控除50万円=課税される譲渡所得の金額 引用:国税庁|No.3158 ゴルフ会員権の譲渡による所得 |
●長期譲渡所得の計算式:5年以上所有の場合 ・譲渡価額- ( 取得費 + 譲渡費用 )= ゴルフ会員権の譲渡益 ・{[ゴルフ会員権の譲渡益]+[その年のゴルフ会員権以外の総合課税の譲渡益]}-譲渡所得の特別控除50万円=譲渡所得の金額 ・(譲渡所得の金額)× 1/2 = 課税される譲渡所得の金額 引用:国税庁|No.3158 ゴルフ会員権の譲渡による所得 |
また、ゴルフ会員権の課税において確定申告の相談をしたい場合は、税理士などに相談しましょう。
業者から確定申告時のアドバイスを受けられる場合があるので、質問内容をまとめてから相談してみてくださいね。
ゴルフ会員権の売却トラブルを避けるための注意点
ゴルフ会員権の売却に関わる揉めごとを避けるには、事前にトラブルが起きやすいポイントを押さえておきましょう。
売却をスムーズに進めるためにも、ゴルフ会員権の売却トラブルを避けるための注意点を解説します。
- 組合に加入している業者に依頼する
- 契約後はキャンセルできないので注意する
- 依頼先の業者は一社のみにする
- 売却するときは契約の証拠を残しておく
組合に加入している業者に依頼する
ゴルフ会員権を売却するときは、組合に加盟している業者を選びましょう。
実績や信頼に乏しい業者に任せると、最新の相場に関わる情報を把握しておらず、希望価格で売却できない可能性があります。
信頼できる業者を選びたいときは、以下のような組合に加入している業者がおすすめです。
- 関東ゴルフ会員権取引業協同組合
- 関西ゴルフ会員権取引業協同組合 など
ほかにも、組合は関東や関西以外の各地域に設けられています。
組合に加入している業者は厳しい入会審査をクリアしているので、過去にトラブルが起きておらず、評判が悪いといった心配もありません。
特に組合に加入している業者のなかでも、長年の取引実績が豊富な業者を選ぶと取引の手順が体系化されており、個人情報の取り扱いなどの面においても安心です。
長年の取引実績がある業者は、過去の経験からゴルフ会員権売却における対応力があるので、初めて利用する方でも円滑に手続きなどを進められます。
契約後はキャンセルできないので注意する
ゴルフ会員権の売却は、契約後のキャンセルができません。
契約解除には違約金が発生するため、慎重に契約条件をご確認ください。
また、契約は書面以外にも、FAXや電話、口頭でも成立します。
契約前には必ず売却金額や手数料など、契約内容の詳細まで目をとおして確認しましょう。
依頼先の業者は1社のみにする
ゴルフ会員権を売却する業者は、複数でなく1社のみに絞りましょう。
何社かに売却を依頼すると、ゴルフ会員権が複数市場に出てしまう形になり、売却時の価格が下がる可能性があります。
また、業者選びに迷うときは業者の雰囲気を知るためにも、ホームページなどからサービスの詳細を確認しておくのがおすすめです。
もしくは、実際に店舗か電話で直接話してみると、担当者の受け答えから対応力やサービスの質を確かめられます。
気になる複数の業者に見積もりを取ってもらい、最終的に契約して依頼する業者は1社に決めてみてください。
売却するときは契約の証拠を残しておく
ゴルフ会員権を売却するときは、書面やメールに金額などを記載してやり取りの証拠を残しておきましょう。
特に会社の上司に売却するときなど、個人間でやり取りするときは、口約束のみだと聞き違いからお金のトラブルが発生する可能性もあります。
お金の受け渡し方法や支払い日時など、契約内容は必ず文字に残す形で対応してみてください。
ゴルフ会員権の売却に必要なもの一覧
ゴルフ会員権を売却するときに必要なものは、以下のとおりです。
- 預り金証書、または株券
- 印鑑証明書
- ネームプレート・帽章(もしくは紛失届)
- 会員証
- 登記簿謄本(法人のみ)
- 住民票(住所移転時など)
- 委任状
- 名義書換申請書
- 代金完済証明書
- 念書
- 譲渡通知書
- 実印
ゴルフ場によって必要なものが変わる場合があるので、売却するときは業者やゴルフ場に再度確認しておきましょう。
まとめ|ゴルフ会員権の売却は信頼できる業者に任せよう
いかがだったでしょうか?
ゴルフ会員権の売却は、長年の取引実績がある業者に依頼するのがおすすめです。
売却における複雑な書類手続きなど、面倒な作業を任せられるので、個人で対応するよりもスムーズに売却を進めやすくなります。
また、売却時のトラブルを回避するためには「日本ゴルフ同友会」のように、厳しい審査をクリアした組合に加入している業者を選びましょう。
もう一度、ゴルフ会員権売却の流れを確認したい方は、ゴルフ会員権の売却における5つのステップから振り返ってみてくださいね。
ゴルフ会員権の売却に関わるQ&A
以下では、ゴルフ会員権の売却でよくある疑問点と答えをまとめています。
Q.ゴルフ会員権を売却できないときもある?
A.以下のような理由により、ゴルフ会員権が売却できないケースもあります。
- 会員権の譲渡が禁止されているゴルフ場の場合
- ゴルフ場の経営状態が悪く、会員権の価値が下がった場合
- 年会費などの支払いが未納の場合
どうしても売却できないときは、ゴルフ場に直接退会を申し出る方法を検討しましょう。
ゴルフ場の預託金が返還される場合、据置期間を過ぎているときに限り、預託金の一部もしくは全額が返還されます。
ただし、経営状況によっては据置期間を過ぎていても、預託金を受け取れない可能性があるので注意が必要です。
また、抽選や分割で預託金が支払われるケースもあるので、詳細はゴルフ場へご確認ください。
Q.ゴルフ会員権の相場はどのくらい?
A.以下で、国内の有名な5つのゴルフ場をピックアップして、ゴルフ会員権の相場を見ていきましょう。
【北海道】札幌ゴルフ倶楽部|相場510万円 【東京都】小金井カントリー倶楽部|相場4,600万円 【大阪府】泉ヶ丘カントリークラブ|相場410万円 【愛知県】南山カントリークラブ|相場210万円 【福岡県】ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ|相場400万円 ※相場は2024年8月22日時点 |
ただし、相場は日々変動するため、最新情報は信頼できる業者に確かめるほうが確実です。
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Q.ゴルフ会員権を購入するには?
A.業者からゴルフ会員権を購入するときは、以下の手順で進めます。
- 業者に相談する:希望の予算やコース、入会条件などを確認する
- 依頼業者を決めて注文する:見積を確認して、売却者を探してもらう
- 契約に進む:買取価格を聞き、問題なければ契約を結ぶ
- 取引を行う:支払いの準備、書類を確認する
- 名義変更を行う:業者に書類を提出して手続きを任せる
- 入会承認を行う:ゴルフ場からの入会審査後、会員証などを受け取る
Q.ゴルフ会員権を相続したいときは?
A.相続人(財産を受け取る人のこと)がゴルフ場でプレーする予定があるなら、証券を確認してからゴルフ場に連絡して、ゴルフ会員権を相続する旨を伝えます。
ゴルフ場によっては、名義書換や費用が必要な場合もあるので先に確認しておきましょう。
一方、ゴルフ場でプレーする予定がない場合は、ゴルフ会員権の相続後に売却する流れとなります。
また、被相続人(すでに亡くなっている方)から相続してゴルフ会員権を売却する際に、必要な書類は以下のとおりです。
- 証券
- 遺産分割協議書(または同意書など)
- 除籍謄本
- 改製原戸籍謄本
- 印鑑証明書(多くは相続人全員分が必要)
除籍謄本と改製原戸籍謄本は、被相続人の戸籍があった地区の役所で発行できます。
相続に関する詳細はゴルフ会員権の業者を始め、弁護士や税理士など、プロに相談しながら対応を進めてみてくださいね。
Q.ゴルフ会員権の種類は?
ゴルフ会員権は、主に3種類あります。
- 預託金制:ゴルフ場にお金を預ける方法(国内約9割のゴルフ場で採用)
- 株主会員制:ゴルフ場の株主になる方法
- 社団法人制:ゴルフ場の社員として運営に参加する方法
ゴルフ場には誰でも利用できる「パブリック制」の施設、会員しか利用できない「会員制」の施設があります。
ゴルフ会員権は、会員制のゴルフ場で発行されるものです。
さらに、ゴルフ会員権は利用できる日時などにより、以下のような種別が設けられています。
- 正会員:定休日以外は全日利用できる
- 平日会員、週日会員:平日中心に利用できる(施設により土曜日を含む)
預託金制と株主会員制については、売却できるゴルフ場が多い傾向にあります。
一方、社団法人制においては利益を求めない方針のため、多くの施設では第三者への譲渡ができません。
それぞれゴルフ会員権の種類と種別により、売却価格が変わるため、お手持ちの会員権がどの種類と種別に当てはまるのかを確認しましょう。